アメリカ アラスカ旅行記 ~5日目 フェアバンクス日帰り観光 I

じゅんころのアラスカ旅行フェアバンクス観光レポートです。
12時間の列車の旅も終わり、アラスカはFairbanksに降り立ったじゅんころ一行。
アラスカ第5日目の今日は、フェアバンクス周辺をレンタカーで巡りますよー!
朝9時、Regencyホテルからシャトルバスで空港へ。
Budgetレンタカーを利用しましたが、
子供用カーシートや事前の車両チェックなど、色々待たされましたぁ。
予定より前倒しで空港に着いて、余裕のスケジュールだったはずが、少し後ろ倒しになっちゃった‥
海外では、計画通り進むことがまずありません。
時間には余裕を持って行動を♪
さぁ、気持ちを切り替えて、いざ出発ー!
第1目的地は『Alaska Pipeline Visitor Center』。
フェアバンクスでは、メイン観光スポット。
空港から、車で約25分 北に進んだところにあります。
大きな観光バスが止まっていたので分かりました!
え、こんなところに?というところに、ポツンと出てきます。
アラスカパイプラインは、人工建造物として"万里の長城"についで、世界2位!!
アラスカには、とにかく大きなものが多いですね。
北極海沿岸から、アラスカ大陸を縦断して、アラスカ湾までを結んでいるとのこと。
800mile=約1280kmもの長さを誇ります。
全米原油産出量の約10%~15%を占めているそうで、建設費は$80億以上、1976年にオープン。
原油を効率よく安全に、かつ自然界への影響を最小に抑えたデザインで、今でもアラスカ最大の収入源として活躍しています。
アラスカ永久基金というものにより、財源を住民から収集運用、得た利益により配当金が毎年平均$2000程度還付されているというのは、驚き。
※詳しくは→https://www.google.com/amp/s/news.mynavi.jp/article/20150118-pipeline:amp/
ビジターセンターでは、外に出ているパイプを間近で見ることができます。
特に建屋があるわけではなく、トイレなどの休憩設備もないので、
水分確保・腹ごしらえ・トイレは、フェアバンクス中心街で済ましておくこと~。
歴史や仕組みを解説した看板が、3~4枚建てられています。
夏冬温度差90度にもなるアラスカの厳しい気候の中で、この大規模な建設が行われたことを想像すると、
観光施設の大小関係なく、その貴重さを改めて感じることができました。
11:00すぎ、次の目的地『Lance Mackey's Comeback Kennel』に向かいます。
パイプラインから、車で約20分ほど。
さらに!山奥へと進みます!
もうお店どころか、民家さえ、人も車も見かけない、山の上の砂利道をとにかく進みます。
えー?大丈夫ー?と思っていたら、看板みっけ!
無事にケンネルへ到着。
上半身ハダカのファンキーなおじいちゃんが出迎えてくれました。
そっこら中に、小さな犬から大きな犬まで放し飼いにされているため、
大きな動物が怖い子供連れは、覚悟して車から降りること。
インターネットで予約していたのは、『Daily Kennel Tour』約1時間の見学ツアーで、大人$85、子供無料。
予約時間より随分前に着いてしまいましたが、徐ろにスタッフが出てきて挨拶。
どうやらツアーを始めてくれるようです。
ツアー!と言っても、観光ガイドに付いて巡るようなものではなく、敷地内をスタッフと共に散歩する感じ ^_^
ハスキーはハスキーでも、アラスカンハスキーという犬種が極寒アラスカでの犬ぞりには1番適しているそう。
よく目にする白黒の"ハスキー犬"は、シベリアンハスキーという種類で、アラスカンハスキーとは別物。
見た目が美しいので、ポスターなどにはシベリアンハスキーが取り上げられがちだそう。
シベリアンハスキーは、アラスカンハスキーに比べて、走るのは随分遅く、犬ぞりレースには向かないそうです( ̄д ̄;)ノ
毎年アラスカ内2箇所で開かれる犬ぞりレースには、50を超えるケンネルが参加し、1000マイルもの距離を舞台に戦います。
オーナーのLanceは、2007~2008年にその2種の大会を2年連続4回優勝した、犬ぞり界ではちょっとした有名人。
※Lance Mackey→https://en.m.wikipedia.org/wiki/Lance_Mackey
1000マイル(約1600km)もの距離を、犬14匹と共に8日間かけて走り続けます。
100マイル毎に、チェックポイントが設けられていて、食事や仮眠を取って、とにかく走る。
GPSチップとSOSボタンを持たされるそうですが、
真冬のアラスカです、救急隊も吹雪などで数時間動けないこともあるそうで、
まさに命をかけた戦いなんです。
疲れたり、怪我をした犬は、チェックポイントでどんどんドロップしていきます。
ゴール地点で、最終的に6匹以上残っていればOK。
足のマッサージやオイルトリートメント、餌や睡眠、14匹の犬1匹1匹の体調に気を配りながらの旅。
肉体的にはもちろん、精神的にとてつもない強さが必要だと、案内の女の子(犬ぞりトレーニー)が教えてくれました。
犬ぞりの犬の配置の仕方は、
先頭が1番賢く速く精神的に強いリーダー犬、
次いで1番速い犬、
その後ろはチームと呼ばれる若い犬が2匹ずつ並び、
1番後ろは1番力の強い犬が2匹並びます。
乗る人間との相性や信頼関係が最も大切だそう。
休憩のタイミング、走る速度、意思疎通、など
人と犬が息を合わせて進まなければ、決して長距離のライドは成し遂げられないんですね。
Pensと呼ばれる犬たちのケージは、年齢ごとに分けられています。
2~3歳の経験がほとんどないものの元気のある犬、経験値のある犬、リーダー犬として相応しい犬、の3つの括りがありました。
健康管理のため、そしてケージの中でヒエラルキーを作らせないため(チームを作りにくくなる)、
それぞれの犬は、それぞれ別の小屋とリーシュに繋がれています。
夏場は犬たちにとっては暑すぎるそうで、ちょっとしたランニングのみ。
9月末からトレーニングが本格的に始まるそうです。
それでも、走りたい!意欲が高まるまで、2~3日ケージ内に留めておくことがあるそう。
なるほど~。
犬を操るって、健康な身体作りも体力もメンタルも、奥深いんですね!
最後に、犬ぞりのデモンストレーションを10分ほど行って、終了。
じゅんころたちも乗れるかと思っていたけど、夏場はお客さんは見てるだけ~とのこと。残念。
冬は、犬ぞり体験とオーロラ鑑賞がセットになったツアーなど、各社盛りだくさん。
フェアバンクスは、やっぱり冬の観光がメインなんですね!
約1.5h強の滞在を経て、犬たちとの別れを惜しみながら帰途へ。
帰りたくな~いという長女の足元には、いつしか懐いたワンコの姿。よかったね。
ケンネルハウス、初めて訪れましたが、スタッフさんとの夢膨らむ会話が何より楽しかった♪
極寒の犬ぞりの世界、ぜひ見てみたいけど‥子供たちが大きくなってからかなぁ。
また1つ、やりたいことが増えちゃいました ^ ^
さぁ!もう時刻は午後1:30を回り、腹ペコのじゅんころ一行。
近くの良さそうなレストランを探して行ってみるものの‥
あちゃ~この日は7/4建国記念の祝日で、ほとんどのお店がシャットダウン。
3軒振られて、諦めることに‥ 7/4にアメリカ国内旅行予定の方は、要注意!
結局この日のランチは、KFCフライドチキンでした^ ^;
久しぶりのケンタッキー美味しかったぁ♪
『Alaska Salmon Bake』というお店にも立ち寄ったのですが、
その周りは立派な公園になっていて、子供連れにはもってこいの観光スポットでした。
後から調べてみると、フェアバンクスやアラスカの歴史を、
アミューズメントパークとして紹介している観光施設『Pioneer Park』という所だったみたい。
ダウンタウンから車で約15分と行きやすいところなので、
お昼や夜ご飯も兼ねて半日ほど割いて行ってみると楽しそうです♪
午後3:30、ちょうどアラスカ大学フェアバンクス校近くに居たこともあり、
チラッと車で寄ってみることにしました。
フェアバンクスならでは!の学科、オーロラ研究科などもある、ユニークな大学です。
一般にも公開されていて、誰でも構内を見て回れます。
山奥の大学‥というイメージとは裏腹、とっても綺麗で広々とした立派なキャンパス。
奥には、ミュージアムまであります。
オーロラエキシビションも1日8回ほど公開されているそう。
ここも、時間が許せばゆっくり過ごしても良さそうなところでした♪
夕方、『Fred Meyer』という地元のスーパーに寄ってみました。
すると‥ あれ??どこかで見たことのあるレーベル??商品も殆どオハイオと同じ??
なんと、オハイオでよく見かける『Kroger』のチェーン店とのこと。
とくにアラスカらしいものも見つからず、残念でしたぁ。
アラスカ、鮭が安いかと思いきやビックリするほど高い!
さらに、北の方だからか、バナナが2倍くらいしました。
ちなみに、ガソリンも本土に比べて$1/gallonくらい高いんです。
原油は豊富だけど、精製するために本土に送り、それを逆輸入する形になっているからだそう。
アラスカでの生活、なかなかお金がかかりそうです^_^
アラスカンチップスカンパニーのポテチ(これがザクザクしてて結構おいしい♪)をゲットして、
一度ホテルに帰って、ひとやすみ。
夜ご飯は、ちゃんと食べよう!ということで、生サーモンを食べられるお店を検索。
Japanese レストランが数軒ヒットして、テンション上がるじゅんころ。
そろそろ、アメリカ生活で日本食が恋しくなってきていることを自覚^ ^;
夜6時すぎ、『Fushimi Sushi』に行ってみました!
外観は小さなお店でしたが、中は広くすでに沢山の人で賑わっていました。
海外でよく見るバラエティ豊かなロール寿司がメイン。
にぎり寿司は、1貫$3.99と日本よりもちろん割高ですが、海外では平均的かな?
その他ウナギやシュウマイ、餃子、てんぷら等のメニューもありました。
じゅんころ達は、『Sushi & Sashimi for One $36』『Sunshine Roll $16』『Appetizer 3 Rolls $15』の3プレートと、
ビールなど頼んで、家族4人で$80ほどでした。
タイやマグロは、やっぱり冷凍。
でも、サーモンはさすが美味しかったです♪
サーモン尽くしにすれば良かったかしら。
お味噌汁$4、枝豆$5などの日本食メニューも、
きちんと美味しかったです♪満腹♪
汚い話ですが、寿司をいっぱい食べた後に出るゲップが、日本に居たときと同じで感動したじゅんころでした^_^ 笑
さぁ!明日はデナリ国立公園へ!
レンタカーでひとっ走りしてまいりまーす!
動物、見られるかなぁ???
Junko








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